目薬による治療・手術による治療の2種類 60歳代で70%、80歳以上になるとほぼ100%と、誰もがかかる可能性が高い病気です。老化を止める事ができないのと同じで、いったんにごってしまった水晶体を元に戻すことはできず、内服薬や点眼で進行を遅らせることはできますが、手術以外に白内障を根本的に治す方法は現在の所ありません。
いつ頃手術を受ければいいですか?
白内障は一般的に数年単位でゆっくりと進行していきますので、すぐに手術を受けなければいけないというわけではありません。
おかしいな、とご本人が感じたらまず医師の診察を受け、目薬で進行を抑えながら定期的に診察を行い、医師が手術を受けるタイミングをアドバイスします。
免許の更新や(矯正視力0.7)日常生活などで生活に不便を感じたり、「もっと見えるようになりたい」と患者様の決断された時が手術を受けるタイミングでもあります。
白内障の症状が進行すると水晶体が硬くなってしまい手術が困難になってしまったり、急性緑内障などを併発してしまうこともありますので、極力先延ばしにせずに、適切な時期に手術を受ける事が大切です。
白内障手術は片眼10分程度で終わります。安全で痛みもありません。
■点眼麻酔
■縫合のいらない小切開方式
■手術時間10分程度
■日帰り手術
■健康保険適用
■安全な手術への独自の工夫 ⇒詳しくはこちら
角膜に2.5mm以下の小さな切開をし、そこからにごった水晶体を超音波で砕いて吸い出します。その後に水晶体の代わりになる折りたたみ眼内レンズを挿入します。手術時間は通常10分前後となっています。切開が小さいため、術後の縫合が不要です。その他当院では安全性を高める様々な工夫をしております。 ⇒詳しい手術の流れはこちら
従来の注射による麻酔、縫合、1時間近くかかる手術方法と比較して、当院の術式は患者様の負担の軽減と術後の回復が格段に早いため合併症も少なく日帰り手術が可能となりました。
麻酔は点眼麻酔を用いています。この方法は注射針を用いないため麻酔時の出血や痛みはありませんし、手術中の痛みもほとんどなく、快適に手術を受けていただけます。
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